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障害者のいる家族のお話 [障害者の話し]

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暑い日が続いています。

人生を終えるときに
私はこの人生で何を得たかと自分に問うたなら
私はこう答えたい・・・こう答えられるように生きたい
だから
いつもその思いを持って、今の一日一日を生き進めたい

「私はたくさん人から、たくさんの愛をもらいました。」


賢治はたくさんの方々から愛を受けて今、生きています。
同時に彼は、様々な形で愛を返しています。
人に愛を返すにはどうしたら良いのだろう??と考え込んでしまう私に
賢治は、
難しいことじゃないよ。
と教えてくれます。

「ほんの気持ちです」なんて言って(笑)お金で贈り物を買う事も無く
そもそも
「ありがとう」の言語を持たない賢治が
自然に人に愛を返す姿とは
ただ
自然に生きているその姿なんです。

好きな人たちと一緒に生活して
具合が悪ければぐったりするけれど
介抱してもらって楽になると笑顔が戻り
おいしいものを食べては笑顔☆笑顔
苦手な食材は、さりげなく、べろーっと口から流して
「こら、賢ちゃん、体に良いんだから、食べなさい」
と言われて
あ、バレちゃってる。。。。ごくん
そんな茶目っ気たっぷりの日常
一晩中眠れない日や泣き続ける夜もあれば
ぐっすり眠って、、、あれ??生きてる??(笑) 息してる??
なんて
心配するほど眠る日もあり

そこには
人として生きる強い意志だけが明確にあって
人生を振り返った時に、それがどれほど大切かはわからないこと(と私は思う)富、名誉、地位
それを得たり維持するために生まれてしまうマイナスの感情、見栄、嫉妬、猜疑心、傲慢などの悪意は賢治には全くない

そこにあるのは
生きることへの努力
生きることを喜ぶ自然体
人と人の交わりの中で生きる人間にとって
自分が自然体にあることが
また
人を自然体にしてくれて
愛が循環して行く

私は自分の人生で
これを
障害者である息子から教えてもらえる幸せ者です。


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