アール・ブリュット アウトサイダーアート [絵画]
この冬に描いた絵
この紙に向かう時間がいつもより長かったせいか、とってもにぎやかな絵になりました
・・まだ無題
タイトル「北の風」
三年前の作品です
これ・・・用紙の切れ端なんです。
テーブルの上に置いたまま、私は床を拭いていたら、そこにあった絵の具カップをひっくり返して、ある色だけで描いていました。
毎回 毎回
賢治には驚かされます
もの言わぬ賢治が描く絵は雄弁です。
いつも別の世界へ私を連れて行ってくれます。
そうそう この日記のタイトル
アール・ブリュット これはフランス語らしいです
英語でアウトサイダーアートと訳されるそうです
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%83%88%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88
http://www.galerie-miyawaki.com/outsiderart.htm
北海道新聞 昨日 3月4日の夕刊9面に載っていました。
日欧初の合同巡回展「アール・ブリュット/交差する魂」展が
道立旭川美術館で開催されていました。
この情報は知人から頂いていましたが
旭川か・・・・ちょっと行けないな・・・(/ヘ ̄、)
これから滋賀 東京を巡回するそうです。
旭川の方がずっと近かったな・・・(; ̄▽ ̄;)
もちろん 賢治はここに参加させていただけるようなアーティストではありません
でも このアール・ブリュットの定義(上記 道新の記事より)
『正規の美術教育を受けていない人の自発的な表現』
『作者が他者に見られることを前提にせず、時代や社会にもとらわれず、内なる衝動に基づいて創作している』
これは そのまま 賢治が絵に対して見せている姿です。
こうも書かれていました。
『障害を乗り越えながら作った作品という構図でとらえると、本質を見誤る』
ちょうど数日前に私は賢治のプロフィールに関してこのブログに書いています。
賢治とプロフィールは切り離せないのだろう。
なぜなら「黒髪の賢治」 と同じように 「障害のある賢治」は賢治の自然な姿だから。
賢治のプロフィールを見て それをどうとらえるかは ご覧になるかたの気持ち次第。
こんな内容を書きました。
ここで
『障害を乗り越えながら作った作品という構図でとらえると、本質を見誤る』
この言葉と出会って わくわく しました。
そうなんだw(*゚o゚*)w そう考えても良いんだ!
いちばん はじめのはじめ
居間に無造作に掛けておいた賢治の絵を見た人。
彼女は賢治を知りませんでした。何歳なのかも 障害があることも
彼女は水彩画をやっている人で(私はそれを知らなかった)突然こう言いました。
「私はこういう絵が描きたかったのよ!!この絵を外に出しましょう!!」
唐突なその提案に驚いたものの
彼女に連れられるまま 絵画の会に絵を持って行き、、、、
先生のご意見は
「彼の好きなように描かせてあげなさい。何も言うんじゃないよ、何の指導もいらないよ」
そして
なにやら次回の展覧会に特別コーナーを作ってくれるという話しになり
あらあらあら??本当に良いのかしら?
賢治の絵なんかを 皆さんの絵と一緒に並べて頂いても???
え??
その次は特別展???賢治の絵を中心に???
あらあらあら???
そっか
「絵」って こころ なのね
だから賢治の絵は立派に賢治の絵なのね
賢治の絵なんか なんて 言っちゃイケナイのね
賢治の心のうたが聴こえる作品たちが生まれるたび
誰かに見ていただきたくて 聴いていただきたくて
それで
ほぼ毎年 個展を開くようになった
そんな きっかけ・・・6年と少し前のこと・・・・私は原点を忘れてしまっていました
(その後 賢治の絵を外へ連れ出してくれた彼女は道彩展で最高賞を受賞しました☆)
前にブログで
個展会場を訪れたかたから
「個展を開いて、それで見返りは何?」と聞かれて ・・・・ むむむ( ̄‥ ̄?) と 考えてしまった話しを書きました。
昨日
アール・ブリュットの記事に触れて
その答えが少し見えた気がします。
「賢治の絵を見てもらうため」
( ^o^;)・・・あの・・・日本語会話として変なのはわかっています
「個展を開いて、それで見返りは何?」 → 「はぃ賢治の絵を見てもらうためです」
それでも
ひとりでも多く 賢治の絵を見たときに
これは『障害を乗り越えながら作った作品という構図でとらえると、本質を見誤るなぁ~』
と思っていただけるとしたら
わくわくしちゃう (o^-’)b
2008-03-05 13:02
コメント(3)
>アウトサイダーアート
そう言う呼び方するのは知らなかったよ。
>『障害を乗り越えながら作った作品という構図でとらえると、本質を見誤る』
まさにその通りだね。
本人もそんな事思ってない気がするし・・・
自分の中に閉じ込められた沢山の想いをキャンバスにぶつけてるんだと、
もし賢ちゃんが私ならそうしてるだろと・・・
賢ちゃんの絵を見ながら、賢ちゃんの声も聞いている気がする。
HP覗いてみたけど、どれも素敵な絵だね。
でも私の中の一番はやっぱり賢ちゃんの絵さ!!
惚れ込んでます♪
この冬の最新作もいいね!!
まるで「冬の花火」みたいだわ(^.^)
by らむじー (2008-03-05 17:06)
そうね(^^)
障害を乗り越えながら作った作品
って意識なんて勿論ないし
それに
アウトサイダー(社会の既成概念枠外で独自の思想を持って行動する人)って意識もない(笑)けれど
アウトサイダーアートと言ってもらえると、なんかぴったり(*^o^*)しっくり嬉しい気持ち。
賢治の絵に惚れてくれてありがとう!!
「冬の花火」は
冬休みの間をずっと家の中で過ごしていた賢治のエネルギーがぶわぁ~っとはじけ出た感じ です。
by Kenji (2008-03-06 10:22)
あ・・・このブログの管理者がいつのまにか
「Kenjiの母」から「Kenji」になったの お気づきでしょうか?
賢治が急にブログ管理が出来るようになったわけじゃありません(* ̄(エ) ̄*) ・・わかってるって?
別に深い意味はないのですが
ウルトラマンの時計を貼り付けたら
その下に私の顔があるより賢治の顔があった方が似合うから。です。
本当に 全然深い意味がありませんねーー。
自分でも驚いてしまう(o ̄∇ ̄o)
ちなみにウルトラマンの時計には三分間タイマーが付いています。
カップラーメン作るときにご利用ください。
注)ラスト 3・2・1 トォウ!でラーメンこぼさないでください。画面見てるとそんな気分になりますので。。。
「Kenji」を名乗る Kenjiの母 美津子より
by Kenji (2008-03-06 10:42)